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30代サラリーマンが個人事業主(フリーランス)を決意した理由

こんにちは、@みやふじです。

中小企業(従業員100名弱)の会社で10年間サラリーマンをしています。
今年、11年目にしてフリーランスになることを決意しました。

この記事はサラリーマンからフリーランスにジョブチェンジを考えている方にオススメです。

よかったら、覗いていってください。

私の収入については以下の記事で紹介しています。お金に困っていないことが分かります。それでも私はフリーランスを選択しました。

 

フリーランスを決意した経緯

理由は2つあります。

-理由-

1.会社の将来が不安になったため
2.束縛時間に対して給料が安いと感じたため

 

会社の将来が不安になった

箇条書きにするとこんな感じです。

ココがダメ

1.優秀な社員から会社を辞めている。
2.売り手市場のため離職率が高い
3.立場の高い社員の愚痴をよく聞く
4.常識のない若い社員をよく目にする(人事部が適当なのかな)
5.周りの社員の技術力が低い

 

「5.」は私も含めですが、いま立っている場所(会社)に居ることが不安になりました。私が40歳を迎えるころに倒産していそうで怖かったです。

 

技術力が身に着かない仕事ばかりしていた

開発案件とは名ばかりで実際にコードを書くことはありませんでした。

会社の中ではコミュニケーション能力が高かったため、下流・上流から設計業務や障害報告など火消作業をすることが多かったです。

-主な作業-


・お客様との要件定義、ドキュメント作成
・プログラムの保守・運用
・問い合わせ窓口のサポート
・プログラム、データベースの調査及び不具合報告

アプリを作成した経験は1年目のときに簡単なJavaプログラムを作成したっきりでした。

 

フリーランスを決意した理由

月の残業を84時間で申請した時の給料がそんなに高くなかったのがきっかけです。

そんな中、友人が31歳でフリーランスにジョブチェンジした話を聞きました。

自由な時間、給料、ストレス感すべて私の斜め上を行っていて本格的にフリーランスを考え始めました。実際にお話を聞いてみて、私の認識が大きく変わりました。

私の認識

開発を請け負い、納品する(スキルがないとできない)

 

友人の業務内容

準委任契約で客先常駐に入り、サラリーマンの頃と変わらず時間単価で業務をこなす

友人が契約しているエージェントの取り分(マージン)も良心的でした。

私にもエージェントを紹介いただけるとのことで、決意することができました。

フリーランスになるうえで、契約形態についてちゃんと理解しておく必要があります。

契約形態について軽く説明したいと思います。

 

契約形態について

契約について、整理してみました。

会社、個人事業主が入れる3つの契約として以下があります。

ココがポイント

1.労働契約
2.準委任契約
3.請負契約

 

皆さん、それぞれの意味をご存じですか?

それぞれ、深堀をしてみてみましょう

「1.労働契約」には以下の契約形態があります。

・正社員
・契約社員
・派遣社員(派遣労働者)
・アルバイト(パートタイム)

民法(法律)にある労働基準法で守られているのが「労働契約」になります。

-労働基準法-

労働基準法は、労働条件に関する最低基準を定めた法律であり、労働契約関係について規定する最も基本的な法律です。
正社員だけではなく、パートやアルバイト等の従業員も含めて、日本国内で営まれる事業に従事するすべての労働者に適用されます。

詳しい内容はwikipediaを ⇒ 労働基準法のwiki

労働契約(正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト)を結ぶことで法律に守られたうえで仕事をすることができます。

雇い主には残業代の支払い義務があり、残業代の未払いは法律違反となります。

この法律がどこまで効力があるかは微妙ですが、アニメーション業界などは安い賃金(最低賃金以下)で働かされることが多いことで有名ですね。

製作者にお金が回る仕組みができると良いのですが...

フリーランスができる契約

フリーランスは労働契約を結べません。そのため、以下の2つの契約のいずれかを"企業"と"個人"で結ぶ必要があります。

ココがポイント

フリーランスが主に行う契約は

2.準委任契約
3.請負契約

準委任契約とは

労働時間に対して報酬が支払われる契約です。
フリーランスとして企業のプロジェクトチームに参画する場合は準委任契約を結ぶことになります。

労働契約(正社員...etc)に近い契約ですね。

  1. 労働期間(時間)に対して報酬が支払われる
  2. 瑕疵担保責任がない
  3. 発注側に指揮命令権がない

請負契約とは

ノマド的な生活を希望するかたは 請負契約 を結ぶことになります。
依頼主(企業)が求める成果物を作成し、納品する。

「○○を○月○日までに完成させる」といった案件に対して、成果物の納品するイメージです。

そのため、成果物が完成しなければ報酬(お金)はいただけません。
また、成果物のクオリティで依頼主と揉めるリスクがあります。

イラストレーターや記事代行の方も請負契約になりますね。

 

請負契約の注意点

無理に大きな仕事を請け負わないようにしましょう。失敗したとき懐に1銭も入りません。

ソフトウェア開発などでは工程(フェーズ)ごとに契約をしましょう。
(1)詳細設計
(2)製造(プログラミング)
(3)単体テスト・結合テスト
などの工程ごとに請負契約を結ぶとリスクが分散できます。

 

フリーランスになるまでのスケジュール

私は10年間お世話になった会社に対して、仁義は通したいため3か月前に退職の申請をしました。

引継ぎ要員の確保から教育を行うためです。

- 主な流れ -
1月:ブログ開始、副業に力を入れる

5月:9月末で会社を退職することで上司と合意

6月:人生逃げ切りサロンに入会

6月:フリーランスサミットに参加(予定)

6月:交代要員に業務の引継ぎ

7月:手続きの準備と勉強、サイドビジネスの構築

10月:フリーランス(常駐型)で仕事開始

なんとか会社に迷惑を極力かけない形で退職する流れを作りました。

 

フリーランスになる前の心境

正直、不安が多いです。

退職をする時に社長と面談をしました。その時に嬉しい言葉をいただいたので、なんとか頑張れそうです。

1.フリーランスとしてうちの会社と契約しないか
2.フリーランスが疲れたらいつでも戻ってきていい

と言っていただけました。社長とは麻雀を一緒に嗜む中であったため、緊張をすることなく、胸の中に秘めていることを全てお話しすることができました。

また、私の会社には子会社がありまして、子会社の部長職の方からも「困ったらとりあえず連絡して。面接もいつでも歓迎」と言われています。(どれだけ過大評価されているんだ...)

 

さいごに

今の時代、転職は珍しいありません。

また、IT業界は技術力がない人が多いです。

私も現場に参画いただくパートナー(外注さん)の面談をする機会が多くあります。私の会社が弱小なのか、技術力のあるパートナーさんはあまりいませんでした。

過去、私がこれは困った。と感じたパートナーさんは...

・体調不良を隠して案件に参画する人

・経歴はすごいが蓋を開けると開発ができない人

・運用、コールセンターなどしか経験してない人

・アイドルのおっかけで仕事が疎かになる人

もちろん、一部の方の話であって、ちゃんとした人もいます。(安心してください)

つまり、ちゃんと勉強をすれば、それなりの水準の生活を手に入れやすいのがIT業界の現状です。

一番のおすすめはとりあえず現場に参画して勉強をすることです。

miya
大企業に限らず、真面目な姿勢で業務に取り込む人は気に入られます。周りと良い関係を築き、スキルアップを図りましょう

本記事がフリーランスを検討している方のご参考になれば幸いです。

 

また、フリーランス以外にも転職という道もあります。給料が低いと思う方は以下記事がオススメです。

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