基本情報技術者試験は年に2回(春の4月・秋の10月)行われる国家資格です。
この記事では、基本情報技術者試験の対策を簡単に説明したいと思います。
はじめに
この記事は、基本情報技術者試験の試験直前に有効な対策を説明します。
正答率6割で合格なので、コツさえ掴めば合格は難しくありません。
勉強方法
基本情報技術者試験は6割取れば合格できる資格です。
勉強方法次第では短い時間で合格することも可能です。
試験の主旨はIT技術者として基本的な知識を問うものです。そのため、これは知っておいて欲しい基本知識を押さえておけば合格率は上がります。
過去問題の解き方:午前
まず、基本情報技術者試験ではITの基礎を理解している必要があります。考えなしに過去問題を往復することは効率が非常に悪いです。
以下の記事に基本情報技術者試験で良く出題される常連問題を纏めています。まずは自分の基本となる部分の理解度をチェックしましょう。
次に過去問題の解き方ですが、一度正解している問題を確認の意味も込めて、繰り返し解くことはあまり効率がよくありません。
以下のような解き方がオススメです。
1.以下フローのような解き方をする
2.回答群の中に、知らない単語が出たら解説をよく読む(これをしないと消去法の精度が落ちます)
過去問題の解き方:午後
午後問題は、午前と勉強方法が異なります。
数よりも質です。
問題を解く というよりも 理解する。が大事です。
データベースであれば、SQLの構文を理解すれば、ある程度の問題は9割正解することが可能です。
問題は文章量が多く、読んでも頭の中で整理ができない問題です。
この手の問題は良く読めば分かる場合が多いです。ただ、問題文が長いため、素直に読むと頭が追い付かず、疲れてしまいます。
6割正解で合格なので、鼻から全てを正解しようとしたらダメです。
私のオススメは設問文よりも回答文から読むです。
例えば、以下のような問題。
https://www.fe-siken.com/kakomon/21_aki/pm04.html
設問文を読むだけで5分以上の時間を費やしそうです。
まず、問題文を読みます。すると、以下のように[ a ]と [ b ] を求めることが最初に分かりました。この情報を踏まえて設問文を読みましょう。頭の体力をそこまで使わずに、答えにたどり着けるかもしれませんよ。
パスワードの強度に関する次の記述中の[ ]に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。方式1,2では,利用者がパスワードを設定する。これらの方式を採用する場合には,容易には推定されないパスワード,すなわち,十分な強度をもつパスワードを,利用者に設定してもらう必要がある。
パスワードの強度を高めるためには,パスワードを長くすることやパスワードに利用する文字の種類を増やすことが考えられる。例えば,英小文字26文字だけからなる8文字のパスワードに対して,総当たり方式による発見に必要な最大時間を1とすると,パスワードの長さを10文字にすれば必要な最大時間は [ a ] となる,また,同じ8文字であっても,英大文字も使用する場合,必要な最大時間は [ b ] となる。
試験直前にやるべきこと
基本的には以下の4点は実施しましょう。
1.リフレッシュすること
2.不安な問題を再度、見直しすること
3.前日は早く寝ること
4.必要な物をカバンに入れ、準備を完了させておくこと
基本情報技術者試験は運要素が非常に高い試験です。諦めずに、消去法や解き方の工夫をして、是非合格してください。
試験を受ける皆さんは頑張ってください。