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【OSS】LibreOffice 6.3のレビュー。Microsoft Officeよりも使える!?

オープンソースオフィススイート であるLibreOffice 6.3を使ってみました。

オフィススイートとは、オフィスソフトのことです。スイートとは日本語で「ひと揃え」という意味があります。一番有名なのでMicrosoft Officeが有るかと思います。

Microsoft Officeは購入すると高額のため、フリーのオフィスツールを活用する人が多いかと思います。特に学生なんかは節約したいですよね。

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無料のオフィスツールは Macならiworks / Windowsなら LibreOffice という選択肢が多いように見受けられます。

 

LibreOffice 6.3 について

LibreOffice は無料で使えるOSS(Open Source Software / オープンソースソフトウェア)です。有料のMicrosoft Officeを持っていなくても、ExcelやWord、PowerPointを操作(開く、編集)ができます。

日々、開発者により改善が行われており、今回の 6.3 でも有力な改善が行われています。

LibreOffice 6.3 の 更新内容

  • Microsoft Officeの相互運用性改善
    ・テンプレートのエクスポート
    ・DOCX drawingMLグループシェイプからのチャートのインポート
    ・PPTXファイルからのSmartArtのインポートとエクスポート
    ・PowerPointでの編集サポート など
  • パフォーマンスの向上
    ・WriterとCalcのパフォーマンスが向上
    ・CalcスプレッドシートをXLSファイルとして高速保存
    ・VLOOKUPを使用したCalcファイルの読み込みとレンダリングの高速化
    ・大規模なODS / XLSXスプレッドシートのサポート など

 

 

最新版のLibreOffice ダウンロードはこちらから。

[blogcard url="https://ja.libreoffice.org/download/download/"]

 

詳細はこちらのリリースノートを参照ください。

[blogcard url="https://wiki.documentfoundation.org/ReleaseNotes/6.3/ja"]

 

LibreOfficeのインストール方法について

日本語に対応しているため、「次へ」を選択し、そのままインストールしてください。

Microsoft Officeが登録されている状態でも、インストール可能です。以下のように、「新規作成(X)」を選択すると、OpenDocument が追加されています。

Microsoft Office (Excelなど)のファイルを開くこともできます。互換性もアップデートの日々向上しています。

基本的にできることは、Microsofi Officeと変わりありません。図形の種類など細かいところが微妙に異なる程度の違いです。

 

LibreOfficeの感想

無料でMicrosoft Office相当の機能が利用できることは魅力的です。起動や操作性はMicrosoft Officeより少し遅い(重たく感じる)程度です。

日本の企業ではLibreOfficeを利用することはほとんど有りません。学生がMicrosoft Officeを手にするお金がないときの救済処置として存在しているのが現状です。

ただし、 LibreOfficeはOSS(Open Source Software / オープンソースソフトウェア)です。ソースコードがGitHubに公開されているため、勉強も兼ねて利用 + コード分析 をするにはオススメです。

コードの取得はこちらから。

[blogcard url="https://ja.libreoffice.org/about-us/source-code/"]

 

オフィススイートの一覧

この記事ではLibreOfficeについての説明をしましたが、他にも多くのオフィススイートが有ります。ご興味がある方はまず触れてみることをオススメします!

ソフトウェア名開発者標準コスト
Calligra SuiteKDE(The Calligra Suite project)フリー
WordPerfect Officeコーレルノンフリー(日本語版無し。)
EIOffice永中科技ノンフリー ¥2,700
GNOME OfficeGNOMEフリー
Google ドキュメントGoogleフリー
Google AppsGoogle
iWorkアップルノンフリー (2013年10月22日以降、Mac,iPad及びiPhone新規購入者には無料提供。)
WPS Office金山軟件ノンフリー ¥5,880 (無料版あり)
LibreOfficeThe Document Foundationフリー
Microsoft Officeマイクロソフトノンフリー ¥37,584
NeoOfficePlanamesa Software¥3,600円
Apache OpenOfficeApacheソフトウェア財団フリー
ShareOfficeShareMethodsノンフリー 一ヶ月あたり$15
Thinkfree Office NEOHancomノンフリー ¥3,980
ZCubesZCubes Inc.フリー
Zoho Office SuiteZoho Corporationフリー
一太郎スーパープレミアムジャストシステムノンフリー ¥41,040

※引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83

 

最後に

お金は掛かりますが、個人的にはMicrsoft製品を利用しておいたほうが将来的に有利かと思います。ただ、LibreOfficeの操作性はMicrosoft Officeとそこまで違いはないため、お金に余裕がない場合はLibreOfficeという選択肢でも良いと思います。

Microsoft Officeのライセンス料は結構高いです。

1年間だけ使いたい場合などはOffice 365という選択肢もありかと思います。

 

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