技術 自己啓発

レバテックフリーランス 体験談:7カ月経過してみて

10年間のIT系サラリーマン生活を経て、フリーランスエンジニアに転身しました。

この記事では、フリーランス(ITエンジニア)として半年間働いた経験談と利用した技術、ツール等について語ります。

フリーランスになることを考えているかたを対象にした記事です。

説明する体験談

  • フリーランスエージェントとの契約について
  • 案件を契約するまで
  • フリーランスとして現場に入ってみて
  • 現場で使った技術について

 

フリーランスエージェントとの契約について

契約に至るまでの経緯

私の場合はかなり前もって行動しました。10年勤めた会社ですので思い入れも有り、迷惑をかけないように円満退社を目指しました。

経緯

(1)4月に退職の相談
(2)7月末に会社を円満退職
(3)8月にエージェント経由で案件探し&面談
(4)9月から客先で常駐する契約で業務開始

思いのほか、トントン拍子で話が進みました。

 

利用したエージェント

私はレバテックエージェントの一択で行動しました。

 

理由

  1. 友人がレバテック経由で契約していたから
  2. 紹介料が発生するメリットがあったため
  3. 複数のエージェントと交渉する時間の節約

 

一般的には複数のエージェントにスキルシートを送り、提示された条件がよかったところと契約したほうが良いみたいです。

フリーランスエージェントの正しい(賢い)使い方

  1. 複数のエージェントに登録する
  2. 条件が良い案件を紹介してくれた、または対応が良いエージェントと話を進める。

レバテックフリーランスに契約してからの流れ

 

step
1
レバテック会員登録

レバテックフリーランスの公式サイトからエンジニアとして会員登録をしました。

会員登録したメールアドレスに希望条件などを入力するサイトURLが届きます。

 

step
2
エージェント担当者とヒアリング日程の調整

会員登録後、レバテックフリーランスの担当者様からお電話があり、面談の日程を調整致しました。

私の場合は以下のスピード感で話を進めることができました。

  • 月曜日:レバテックフリーランスに会員登録
  • 火曜日:お電話にて日程調整
  • 木曜日:渋谷のレバテックオフィスにて面談(ヒアリング)

 

step
3
エージェント担当者からのヒアリング

ヒカリエのオフィス(2020年3月現在はスクランブルスクウェア)にて、エージェント担当者から直接ヒアリングを受けました。

かわいらしい女性二人 対 私 での面談でしたのでびっくりしつつ、しっかり緊張しました。面談は以下についてお話をします。

  • スキルシートを見ながらどういった案件を行いたいか
  • 希望条件(稼働、単価、服装、通勤距離の範囲など)
  • 稼働開始時期について
  • 契約書の記入

お話をした後、その場で案件を幾つか紹介いただきました。その場で決める必要はありません

その後、レバテックプラットフォームというサイトを提供され、紹介された案件の確認や、自分で案件を探すこともできます。

 

案件の確定までの流れ

以下は客先常駐(SES)の案件についてのお話になります。

面談の調整について

案件の面談については、

(1)受注したい案件を複数件プラットフォームから申請

(先方も面談を日々行っているため、タッチの差で面談できない可能性も高く、5件申請して1件面談を受けられるイメージでいたほうが良いかもしれません)

(2)レバテックフリーランスの担当者から面談のお話をいただけます。「是非先方がお会いしてお話をしたい」と言ってくる的なやつです。

 

面談について

ここから先は各社ごとにパターンが異なります。スタートアップ系の案件であれば非常にラフに会話します。長く歴史のあるサービスであれば少しお堅い面談をする場合もあります。

面談の具体的な流れとしては以下です。

面談の流れ

(1)フリーランスの現場担当者の方、または 仲介企業の方 と駅で待ち合わせ

(2)面談場所(カフェまたは客先オフィスの会議室)に移動

(3)客先担当者の方にスキルシートを渡し、ヒアリングや案件の説明を受ける

(4)後日レバテックフリーランスの担当者から合否の連絡を受ける

(5)案件を受ける場合は、必要な情報(入館証用の顔写真等)を送り参画

案件によっては面談が2回のケースもあります。

 

フリーランスとして現場に入ってみて

最初はかなり不安が大きかったです。初めてのことですし、技術力不足で迷惑をかけないか心配でした。

開発案件の現場でしたが、迷惑をかけることなく、楽しく作業ができました。私が最初に入った現場で必要だったスキルは以下でした。

(1)DB周りの知識(SQL / PLSQL)

(2)VBScript

(3)Java(バッチ系)の基礎

(4)Tortoise Gitの簡単な使い方

昨今スプレットシートやエクセルシートをDBとして扱いライトな開発も増えてきてますね。データベースの需要が今後どうなるか不安ですが大規模や性能を求める案件には必須なのでスキルを身に付けておくことをオススメします。

契約期間について

最初は一カ月契約で毎月更新になります。そこから先は先方とご相談になります。

私は9月から参画し、9月、10月は毎月更新でした。そこから先は2カ月契約(11~12月)、3カ月契約(1~3月)と先方から契約期間の変更を打診され、伸びていきました。

お客さんの都合ももちろんあります。現場に恵まれれて信頼されれば契約期間は纏めてくれます。お互い手続きが省けてwin-winにもなりますね。

 

現場で使った技術について

ここでは、作業を効率化するために私が個人的に使った技術を紹介します。現場で使った言語等は一つ上のフリーランスとして現場に入ってみてに記載してます。

エクセルマクロ:集計結果の自動化

エクセルをバリバリ使う現場でした。性能テストでは特に大活躍です。エクセルで稼働率などグラフにする作業がかなりの頻度でありました。

よくこれを手動でいままでやっていたなと.......  オープンソースは入れてはダメみたいでしたのでエクセルマクロで自動化してみました。

約2時間掛かっていた集計が30分程度で終わるようになりました。

 

ShellScript:レコードの自動生成

負荷テストで300万レコードのデータを生成することなんてざらにありました。それも数十テーブルです。DB周りは強かったのでもってこいの作業でした。

ShellScriptでSELECT + INSERT を引数で指定した数だけ実行するものを作成してみました。なんとかテスト工程をオンスケに戻してやりました。

 

便利ツールを利用し作業効率化

Everything

[blogcard url="https://www.voidtools.com/"]

ローカルのファイルを瞬時に探すことできる神ツールです。「あのファイルどこにおいたっけなぁ」という問題がすぐに解決するためプライベートでも愛用してます。

 

OneNote

[blogcard url="https://products.office.com/ja-jp/onenote/digital-note-taking-app"]

現場では口頭のやりとりが多く、チャットなどが導入されていなかったため、OneNoteに資料の場所、教えていただいたID/PASS、現場ならではの手順などを残しておき同じことを2度聞くことを解消しました。それだけでなく、よくあれってどこにありましたっけ。をよく聞かれるようになりました。現場に入って数カ月なのに!

OneNoteはWindows10であれば標準でついているはずですので、使うことをお勧めします。

Cygwin

[blogcard url="https://www.cygwin.com/"]

お世話になっている方も多いのではないでしょうか。WindowsでLinuxのコマンドが利用できるプロンプトです。ローカルでテストデータの加工や10GB相当のテキストファイルから必要な情報を抜き取るときなどに利用しました。

remote desktop connection manager

リモートデスクトップの接続先を管理/簡単にアクセスすることができる便利なツールでした。。。。が2020年3月13日に脆弱性が見つかり私用することを控えました。

現在では公開中止となりダウンロードすることもできません。(残念)

自分のサイト

主にSQLのコマンドなど自分のサイトに一覧を用意していたので活用していました。

Oracle SQLコマンド:業務効率化のための実用的な一覧と使用方法

続きを見る

linuxのコマンドなども同様に活用していました。

仕事で使うLinux/UNIXコマンド一覧

続きを見る

まとめ

現場に当たり外れはあります。しかしフリーランスの場合は案件を自由に移動できます(もちろんそのための体力とスキル必要ですが)

IT業界は人材不足ですし、やる気がある方はトライしてみるのもいいかもしれません。ただ、会社で積み上げた信頼を捨てることになるため、後悔することもあります。

人生設計は慎重に。いい人生を送りましょう。


 

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